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ハートジェル・野良猫シャット
 
     
   
 
<ドバト>
 分類上の位置 ハト目 ハト科 カワラバト属
 学名 Columba livia domestica LINNE
 和名 ドバト、堂鳩(土鳩とも記す)
 英名 Pigeon
 
     
  ■近似種  
 

現在、日本で見られるハト類は環境庁(1983)*8)によるとドバトを除き次の9種である。キジバト、シラコバト、カラスバト、リュウキュウバト、オガサワラカラスバト、ベニバト、キンバト(南沖縄)アオバト、ズアカアオバト(奄美大島以南)
ハト目は、全世界で59属約300種程度とされ、特に熱帯地方とりわけ東南アジアからオーストラリアにかけて最も多くの種が生息している。最も多いグループは、食性が草木の種子であるカワラバト、キジバト類の約180種で、アフリカ、ユーラシア大陸を中心に、南太平洋、アメリカに広く分布している。次いで多いのはアオバトなどの果実食のグループで、南アジアから南太平洋にかけての約120種とされている。あとは、ニューギニアのカンムリバト属の3種とサモア諸島のオオハシバトがいる。
形態的には他の目と比べて肥り気味の体、体に比べて小さい頭、短くむしろ先端の方が太い嘴、脚・尾ともにとくに長いものではなく、嘴基部のろう膜のの鼻等はっきりした特徴を持っている。大きさは、最小はスズメ大のウスユキバトから最大はニワトリ大のカンムリバトまであるが、平均的には30~40㎝大の大きさで、典型的な飛翔性の小鳥の体形を持っている。
ドバトは、イギリス海岸からインド、スリランカ、ビルマ、海南島にかけて分布する野生のカワラバト(Colnmba livia intermedia STRICKIAND)を人間が飼育し家畜化したもので、半野生化しているものが多い、家畜化の時期は、紀元前3,000年頃とされ、最初の目的は、手頃なタンパク資源としての食用であったとされている。その後、帰巣性の強い固体を選択交配して伝書ハト等が作り出された。
日本へは江戸時代に渡来したとされている。
今日、都市化の進行に十分適応して、個体群の増加が顕著であり、そのため人間の住環境破壊を中心にその分野においても多くの被害を醸成している。
現在、カワラバトの改良品種としては、肉用種のラント、カルノー、キング、通信用のリエージュ、アンベール、愛玩用のジャコピン、タムラー、ファンテール、パラダーなどが著名であるが、その他にも数100種の品種があり、形態、羽毛の色彩、斑紋も多様化している。*2)

 
     
  ■形態  
  ドバトの形態的特徴は、嘴が短く、先端は堅いが鼻部は軟らかい皮膚でおおわれ白色の鼻瘤となっている。脚は短く尾は中位で翼は鳥類の標準型である。胸骨および胸筋はよく発達し、いわゆるハト胸で飛翔力が強い。羽色は羽装によって分けられ黒、黒ごま、灰ごま、灰、二引、栗、白、ブチ等また首に金属光沢を有するものなど多様で、1羽としてまったく同じ羽色をしたものはみられない。

灰白色の羽毛を有し翼に2条の帯(二引)があるものは、最も原種に近いものである。形態面における雌雄の差異は明瞭でなく、雄は身体が僅かに大きく、頸が太く、どことなく精悍な感じであるのに対し、雌は雄に比べ幾分小さく、おだやかな感じがする。尚、発情期には特徴的な発情徴候が見られるので雌雄の判別は容易となる。
 
     
  ■生態・習性  
  1.繁殖と営巣
生後約6ヶ月頃から性的に成熟し発情して繁殖期に入る。
発情期に入ると雌雄共特有の性行動を行う。雄は、雌に対して尾羽を扇状に広げ地面を引きずり、頸を上下に大きく動かし、胸を脹らませて高足を踏んでクークーと雌の周りを徘徊する。また、翼をバタバタと打ち鳴らして急上昇し、ついで翼をピンと張って滑空するなどの雄特有のディスプレイ行動を行う。
雌は、尾羽を下げて頸を上下させながら歩き回るが、雄のように鳴くことはない。
雌がその気になると互いに嘴をすり合わせ、さらに進むと雄は嘴を半ば開き、雌はその中に自分の嘴を入れる。
雌雄の気が合うと番(つがい)が形成される。ドバトは一夫一婦性が強く、事故などで相手が欠落しない限り生涯生活を共にするといわれている。
番が形成されると交尾を行う。ドバトは性欲が強く朝の採食の終了時から昼過ぎにかけて、1日に数回から10数回も交尾を行う。
1年中で最も旺盛な発情期は春であるが、7月上旬から繁殖力は下降し、8月、9月には通常繁殖を休止する。また春ほどではないが秋にも発情する。
営巣場所は、野生のカワラバトが海岸の岩の多い絶壁などを好む性質を受けついで、神社、ビル、工場、橋梁等の比較的広くて雨水のあたらぬ場所である。
営巣材料は、木の枝、藁、木片、硬い羽毛などで、時には針金、針、電気コードなどを利用することもある。巣は他の小鳥のように上手なものではなく粗雑である。
産卵は、交尾後4~5日で、通常2卵を産むがまれに1卵のこともある。3卵を産むことは殆どない。第2卵は第1ランを産んだ翌々日で、共に夕方産卵する。卵の大きさはウズラとチャボの中間くらいで、30~40gである。
抱卵期間は、平均18日約420時間で、外気温の低い時期には、孵化日数が1~2日ほど延びることがある。抱卵は日中主に雄が行い、夜間は雌が行う。交代時間はほぼ一定していて、10時~16時頃までは雄が抱卵するが、時々交代することはあっても主に雌が抱卵する。
育雛期間は約40日以上である。
バトは、食道の一部が肥大したそのう(食物を一時たくわえておく臓器)の粘膜の上皮細胞が増殖肥厚して脱落しミルク上になった鳩乳(ピジョンミルク)を口移しに与えて育雛する。この鳩乳は、蛋白質と脂肪に富んでおり、哺乳類の乳汁とは異質であるが働きは類似している。
雛は、孵化直後は長い黄色い産毛におおわれ、嘴の先端が白く、開いていない黒っぽい大きな目が特徴的である。10日目頃から全身に槍状の羽毛がのび始め、巣の中で動けるようになる。20日目頃から羽毛は6~7分程度に生え揃い、主翼、尾翼は3分程度までのび、羽毛の模様が識別できるようになる。
生後40日頃に羽毛は完全に生え揃い、巣外に飛び立ち自分で採食できるようになるが、完全に独立できるのは40日以降となる。
以上、ドバトの交尾、産卵、抱卵、育雛の繁殖サイクルは、通常50~60日で、産卵から孵化まで18日、育雛期間は約35~40日とされている。次のサイクルの産卵は雛が孵化して育雛を始めてから早い物で30日位であるが、平均的には約50~60日とされている。
従って、ドバトは、環境条件さえ揃えば、年間7~8回も繁殖が可能で、これが急激な個体数増加の可能な原因となっている。
 
  2.寿命
長生きで、10~20年の寿命であるといわれている。通常、孵化後6ヶ月で成熟し、2~3年で最も充実し、10才位まで繁殖する。
現実には、病気や事故などで死ぬものが多く、長生きするものはすくないとされている。
 
  3.食性
本来は大豆、米、トウモロコシ、雑草の種子等を好んで摂取する種子食であるが、ミミズ、カタツムリ、バッタ等の動物食を摂ることもあり雑食性である。食欲は旺盛で日に40~50gを摂る。これらの採食地は農耕地、穀物倉庫、厨芥廃棄物置場等であるが、近年人が与える餌が大きな供給源となっている。採食時間は主に朝であるが、採取行動と共に、ドバトの棲息環境におおきく影響を受ける。餌が豊富な場合は、行動範囲は狭いが、不足すると数㎞も離れた場所へも採食行動を取る。
 
 

4.その他
群居性:
ドバトは通常数羽、数10羽が群を作って生活し、時には数100羽の大きな群れをつくることもある。
闘争性:
非常に闘争的な性質も持つ鳥で、テリトリーには特に強い執着を持ち、他の家族のドバトの侵入に対しては徹底的に闘争排除する。
帰巣性:
長距離を帰巣する伝書鳩の能力については、現在、太陽コンパス説、波動説、磁力説、小脳説、視力説などの多くの学説があるが、まだ十分に解明されておらず、定説はない。いずれにしても、伝書鳩の場合、500~1000㎞の距離を帰巣する能力を持っている。